外反母趾の親に合う靴の選び方|痛みは「曲がり」ではなく「当たり」で決まる

外反母趾の親に合う靴の選び方|訪問理学療法士が解説するアイキャッチ 介護グッズ・食事

最新記事をLINEでお届け

新しい記事の公開をLINEで通知します

友だち追加

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。

📋 この記事でわかること

  • ✔ 外反母趾の痛みは「曲がり具合」では決まらないこと
  • ✔ 痛みの本当の原因と、靴を変えるだけで変わる理由
  • ✔ 高齢の親に合う靴を選ぶときの5つのチェックポイント
  • ✔ 「外反母趾が治る靴」という言葉に注意すべき理由
もくもく

・理学療法士歴15年|訪問リハビリ12年|累計12,000件以上の訪問
・在宅生活の専門家:小さなお子さんから難病、高齢の方まで幅広くサポート
・現場目線の発信:現場で培った「長く・安全に自宅で過ごすための工夫」を公開中

もくもくをフォローする
家族
家族

母が「靴を履くと親指が痛い」と言って、最近は買い物にもついてこなくなりました。もう年だから仕方ないのでしょうか。

もくもく
もくもく

それ、年のせいではなく「靴」のせいかもしれません。外反母趾の痛みは、変形そのものより靴との当たり方で決まることが多いんです。

家族
家族

えっ、靴を変えるだけで違うんですか?

もくもく
もくもく

はい。実は私の祖母も同じ状態から、また祖父と一緒にスーパーへ行けるようになりました。

外反母趾というと「親指が曲がっている状態」を思い浮かべる方が多いと思います。そして「曲がりが強いほど痛い」「もう変形してしまったから治らない」と考えて、そのままにされているご家庭がとても多い。

けれど訪問リハビリで12年、12,000件以上ご自宅にうかがってきた経験から言うと、外反母趾で外出が減っていく方には、ほぼ共通したきっかけがあります。それは変形が進んだことではなく、「今まで履いていた靴が、当たるようになったこと」です。

ここを取り違えると、「もう歩けない」とあきらめる必要のない人まで、家の中に留まってしまいます。逆に言えば、靴を見直すだけで外出が戻ってくる方も少なくありません。

この記事では、外反母趾の痛みがどこから来ているのかを整理したうえで、高齢のご家族に合う靴をどう選べばいいのかを、現場の視点でお伝えします。

外反母趾の痛みは「曲がり具合」では決まらない

外反母趾の痛みの仕組みを説明した図解。出っ張った骨が靴の内側と繰り返しこすれ、滑液包が炎症を起こす3ステップ

「親指の曲がりがひどいから、痛いのも仕方がない」

ご家族からよく聞く言葉です。けれど実際に訪問先で足を見せていただくと、見た目はかなり曲がっているのにまったく痛みがない方と、そこまで曲がっていないのに歩くと痛くて仕方ないという方の、両方がいらっしゃいます。

見た目は曲がっている

でも、まったく痛みがない方がいます。

そこまで曲がっていない

それでも、歩くと痛くて仕方ない方がいます。

この「見た目と痛みが一致しない」という感覚は、研究でも裏づけられています。

変形の角度と、痛みの強さは関係していない

外反母趾のある成人60名(うち女性53名、20〜75歳)を対象とした研究では、母趾が外側に曲がっている角度が大きいことも、親指の付け根の関節に変形性関節症があることも、足の痛みとは関連していませんでした。つまり外反母趾の角度といった「形の問題」は、痛みの強さを説明する要因ではなかったのです(Nix S, et al. J Foot Ankle Res, 2014より)。

出典:Nix S, et al. Correlates of foot pain severity in adults with hallux valgus. J Foot Ankle Res. 2014.

これは家族にとって、かなり大事な情報だと思います。

なぜなら「曲がっている=もう手遅れ」ではないからです。曲がりの大きさが痛みを決めているのなら、変形を戻さない限り痛みは取れないことになります。でも実際にはそうではない。だとすれば、変形はそのままでも、痛みを減らせる余地があるということになります。

では、その痛みはどこから来ているのでしょうか。

痛みの正体は、出っ張った骨と靴の「こすれ」

日本臨床整形外科学会は、外反母趾を第1中足骨が内側に傾き、親指の付け根の関節が内側に膨らんだ「くの字状」の変形と説明しています。そして、この突出した部分が靴などで繰り返し圧迫されることで滑液包炎や滑液包の肥厚が起こり、これが痛みの原因になるとしています(日本臨床整形外科学会より)。

出典:日本臨床整形外科学会「外反母趾」

滑液包というのは、骨と皮膚の間でクッションの役割をしている袋のことです。ここが繰り返し押されたりこすれたりすると、炎症を起こして腫れ、押すと痛い状態になります。

つまり外反母趾の痛みは、多くの場合「変形の痛み」ではなく「当たっている痛み」なのです。

そして当たっている相手は、たいてい靴です。

📝 訪問現場より

訪問先の80代の女性は、外出時にいつも同じ革靴を履いていました。家の中では痛みがないのに、外を歩くと10分ほどで親指の付け根が痛くなり、途中で立ち止まってしまう。靴を脱いでもらうと、その部分だけ赤くなり、皮膚が厚くなっていました。

歩く時間が長いほど、その一点に何百回とこすれが積み重なっていたわけです。「歩けなくなった」のではなく「その靴では歩けなくなっていた」というのが実際のところでした。

放っておくと、靴を脱いでも痛むようになる

ここで注意していただきたいのは、当たり続けた場合の行き先です。

日本整形外科学会は、突き出した部分が靴に当たって炎症を起こし、ひどくなると靴を履いていなくても痛むようになると説明しています(日本整形外科学会より)。

出典:日本整形外科学会「外反母趾」

最初は「靴を脱げば楽になる」段階です。この段階なら、当たらない靴に変えることで痛みの原因そのものを取り除ける可能性が高い。けれど炎症が慢性化してしまうと、何もしていなくても痛い状態になり、そうなると靴を変えるだけでは追いつかなくなります。

「靴を脱げば楽になる」と言っているうちが、手を打つタイミングです。

👨‍⚕️ もくもくポイント

確認すべきは曲がりの大きさではなく、「靴を脱げば楽になる?」の一言です。楽になるなら、まだ靴で変えられる段階です。


外反母趾の痛みは、歩く距離ではなく「役割」を奪う

足の痛みで外出を控え、スーパーの駐車場で車の中から外を眺める高齢の女性

外反母趾で痛みが出ている高齢の方に、こんな聞き方をすると答えが変わることがあります。

「痛くて歩けませんか?」と聞くと、「まあ、歩けるよ」と返ってくる。でも「最近、買い物には行っていますか?」と聞くと、「もう行かなくなったね」と言う。

痛みで歩けなくなるより先に、痛くなるとわかっているから出かけなくなる。これが訪問の現場で本当によく見る流れです。

「痛いから休む」ではなく「痛くなるから出かけない」

外反母趾の痛みは、歩き始めてすぐには出ません。しばらく歩いて、こすれが積み重なってから出てきます。だからご本人は「10分は歩ける」「でもスーパーを一周すると痛くなる」という感覚を持っています。

すると何が起きるか。

買い物に一緒に行っても、車の中で待つようになる。スーパーの入り口のベンチで座って待つようになる。孫の運動会は行かなくなる。旅行の話が出ても「私はいいよ」と言うようになる。

失われているのは歩行距離ではなく、その人が家族の中で果たしていた役割です。献立を考えて自分で野菜を選ぶ、行き先を決める、一緒に出かける。そういう当たり前の参加が、足の一点の痛みから静かに削られていきます。

ご家族が「最近出不精になった」と感じたとき、その裏に靴の中の痛みが隠れていることは珍しくありません。

外出の機会そのものが減ると、足腰が使われずに弱っていきます。こうした廃用症候群を防ぐ意味でも、痛みなく歩ける靴は大切です。

📝 訪問現場より

訪問していた70代の女性は、以前は毎週デイサービスの外出行事に参加していた方でした。ある時期から「今回はやめとく」が続くようになり、ご家族は「気力が落ちたのかも」と心配されていました。話を聞くと、行事は歩く距離が長く、途中で足が痛くなるのが怖くて申し込まなくなっていたのです。

ご本人は一度も「足が痛い」とは家族に言っていませんでした。年のせい・気持ちの問題と片づけられていた背景に、外反母趾の痛みがありました。

高齢者では、変形の進行はほぼ止まっている

「今さら何をしても遅い」と思われがちですが、実はそうとも限りません。

65〜94歳の201名を対象にX線を用いて調べた研究では、高齢者は外反母趾の進行がおおむね停止した集団として位置づけられています(D’Arcangelo P, et al. J Foot Ankle Res, 2010より)。また、外反母趾は成人全体で約23%、65歳以上では約36%にみられるという推定もあり、高齢者ではおよそ3人に1人という珍しくない状態です。

出典:D’Arcangelo P, et al. Radiographic correlates of hallux valgus severity in older people. J Foot Ankle Res. 2010.

出典:Nix S, Smith M, Vicenzino B. Prevalence of hallux valgus in the general population: a systematic review and meta-analysis. J Foot Ankle Res. 2010.

ここから言えることは、こうです。

これから急激に曲がっていく心配をするより、今ある形のままで痛みなく歩ける条件を整えるほうが、はるかに現実的で効果が出やすい。

その条件の中で、いちばん手をつけやすいのが靴です。

👨‍⚕️ もくもくポイント

足が痛い方は、家族に「痛い」と言いません。買い物で車に残る、誘っても断る。それは気力の低下ではなく、足の痛みのサインかもしれません。

外反母趾のある高齢者の靴選び、5つのチェックポイント

玄関で高齢の母親のスニーカーの履き心地を、娘が親指の付け根に触れて確認している様子

ここまでで、痛みの正体が「当たり」であることを見てきました。ということは、靴選びの基準もはっきりします。当たらない靴を選ぶ、これに尽きます。

ただし「当たらない靴=大きい靴」ではありません。ここを間違えると、かえって歩きにくくなります。順番に見ていきます。

✅ 外反母趾の靴選び 5つのチェックポイント

  • ① 親指の付け根が当たらない、伸びる素材か
  • ② 「幅広」だけで選ばない
  • ③ かかとが安定しているか
  • ④ かがまずに履けるか
  • ⑤ 軽さ(片足200g前後)

①親指の付け根が当たらない、伸びる素材か

いちばん重要なポイントです。

痛みが出るのは、内側に出っ張った親指の付け根の一点。ここが硬い素材で覆われていると、歩くたびに押されます。逆にこの部分が伸びる素材(ストレッチ素材やニット素材)でできていれば、出っ張りに合わせて靴のほうが形を変えてくれます。

革靴や合皮の靴は見た目がきちんとしている反面、この一点を逃がしてくれません。祖母が困っていたのも、まさにこのタイプの靴でした。

②「幅広」だけで選ばない

意外に思われるかもしれませんが、幅を広げれば解決するとは限りません。

痛みを伴う中等度から重度の外反母趾がある高齢女性を対象にした研究では、普段履いている靴のつま先部分の形やフィット感は、足の内側にかかる圧の高さと関連していませんでした。つまりつま先の幅や面積を広げても、必ずしも当たる部分の圧が減るわけではないという結果です(Footwear Toe-Box Shape and Medial Forefoot Pressures in Women With Hallux Valgus. J Foot Ankle Res, 2025より)。

出典:Bajraszewski KJ, et al. Footwear Toe-Box Shape and Medial Forefoot Pressures in Women With Hallux Valgus. J Foot Ankle Res. 2025.

幅が広いだけの靴は、中で足が前に滑って、結局出っ張りが靴の縁に当たることもあります。見るべきは「幅の数字」ではなく「その一点が当たるかどうか」です。

お店で試すときは、履いて店内を歩き、親指の付け根に指を当ててもらってください。押されている感じがあれば、幅の表示に関係なく合っていません。

③かかとが安定しているか

前ばかり気にして、かかとがゆるい靴を選んでしまうケースがよくあります。

かかとが安定していないと足が靴の中で前へ滑り、つま先側が窮屈になります。前が広くてもかかとがゆるい靴は、結果的に当たりを強くします。かかと部分がしっかり包まれていて、前は伸びる。この組み合わせが理想です。

④かがまずに履けるか

高齢の方の靴で見落とされがちなのが、着脱のしやすさです。

腰や膝が痛い方、体が硬い方にとって、靴ひもを結ぶ姿勢は大きな負担です。履くのが億劫な靴は、たとえ足に合っていても履かれなくなります。面ファスナー(マジックテープ)で調整できるもの、履き口が大きく開くものを選んでください。面ファスナーは、その日のむくみ具合に合わせて締め具合を変えられる利点もあります。試着するなら、足がむくみやすい夕方に合わせると失敗が少なくなります。

⑤軽さ

高齢になると、足を持ち上げる力が落ちます。重い靴はつま先が上がりにくくなり、つまずきの原因になります。片足200g前後を目安に、実際に手に持って軽いと感じるものを選びましょう。

注意:「外反母趾が治る靴」はありません

最後に大切なことをお伝えします。

⚠️ 「履くだけで治る」という言葉に注意

靴で変形が元に戻ることはありません。「履くだけで矯正できる」とうたう商品には注意してください。すでに見たとおり、変形の角度と痛みは関係していないので、そもそも変形を戻さなくても痛みは減らせます

靴に期待すべきなのは「治すこと」ではなく「当たらないこと」。これが正しい期待値です。

👨‍⚕️ もくもくポイント

座って履いた瞬間は、どの靴も「大丈夫」と感じます。店内をひと回り歩いてから、親指の付け根を触って確かめてください。

訪問PTが実際に使ってみた結果

合う靴に変えて、また夫婦一緒にスーパーで買い物を楽しむ高齢の夫婦

ここからは、実際に靴を変えて変化があったケースをお話しします。今回は訪問先の利用者さんではなく、私自身の祖母の話です。身内の話ではありますが、理学療法士として本気で選んで勧めた一足なので、率直に書きます。

①硬い靴しか持っていなかった

祖母は外反母趾がかなり強い人でした。

持っている外出用の靴は、昔ながらの硬い靴だけ。近所への短い外出なら問題ないのですが、出かけて長く歩くと必ず親指が痛くなり、途中で歩けなくなってしまう。本人も「そろそろ靴を変えないと」とは思っていて、実際に探してはいたそうです。

けれど、どんな靴を選べばいいのかがわからない。

これは本当に多いパターンです。店に行っても種類が多すぎて、「外反母趾用」と書かれた靴の何が自分に合うのか判断できない。結局、買わずに帰ってきて、また硬い靴を履き続ける。祖母もその状態でした。

②選ぶときに見たのは「当たる場所が伸びるか」

相談を受けたとき、私が見たポイントはひとつでした。

親指の付け根の出っ張りが当たる部分が、伸びる素材になっているかどうか。

サイズを大きくしても、幅広と書かれていても、その一点が硬ければ意味がありません。逆にそこが伸びる素材なら、変形した形に靴のほうが合わせてくれます。

あわせて、かかとがしっかりしていること、履くときにかがみ込まなくていいこと、そして軽いこと。ここまでの5つのポイントは、このときに考えていたことをそのまま整理したものです。

③歩ける距離が変わった

靴を変えてからの変化は、思った以上にはっきりしていました。

まず、歩いていて途中で止まらなくなりました。そして何より大きかったのが、買い物です。

それまで祖父が買い物に行くとき、祖母は車の中で待っていることがほとんどでした。店内を一周すると足が痛くなるからです。それが、一緒に店内に入って、自分で野菜を選ぶようになりました。

歩ける距離が伸びたというより、買い物という役割が戻ってきたという感じでした。

④いちばん喜んだのは祖父だった

意外だったのは、本人以上に祖父が喜んでいたことです。

一緒に買い物に行けるようになったことがうれしかったようで、祖父はこう言い出しました。

💬 祖父の言葉より

「近場でいいから、また旅行に行きたい」

靴を一足変えただけで、家族の予定の話にまでなったわけです。

外反母趾の痛みが奪っていたのは、祖母の歩行距離だけではなかったんだと、このとき実感しました。

自宅で試せるかどうかは、かなり大きい

ひとつ現実的な話をしておきます。

外反母趾の靴選びで難しいのは、試着しないと合うかどうかわからないのに、その試着のために出かけるのがつらいという点です。足が痛いから外出を減らしている人に、靴屋を何軒も回ってくださいとは言えません。

だから、自宅で試せるサービスがあるかどうかは、選ぶうえで大きな判断材料になります。今回紹介するCRAASは、自宅で試着できるコンシェルジュサービスを用意しているので、外出が減っている方や、本人を店まで連れて行くのが大変というご家庭でも試しやすい形になっています。

実は、私が祖母に選んだのも、このCRAASでした。私自身が効果を見届けた一足です。

👨‍⚕️ もくもくポイント

本人だけに任せると、選べずに帰ってきます。家族が見るのは一点だけ。当たる場所が伸びる素材かどうかです。


それでも痛みが続くときは、受診を

靴を変えても痛みが変わらない場合、あるいはすでに痛みが強い場合は、我慢せずに整形外科を受診してください。

判断の目安になるのは、靴を脱いでも痛むかどうかです。

すでにお伝えしたとおり、突き出した部分が靴に当たって炎症を起こし、悪化すると靴を履いていないときでも痛むようになります(日本整形外科学会より)。「靴を脱げば楽になる」段階なら靴の見直しで改善が期待できますが、脱いでも痛い段階に入っていれば、それは炎症が慢性化しているサインです。

出典:日本整形外科学会「外反母趾」

外反母趾の治療には、靴や足底板といった保存的なものから手術まで幅があります。痛みで日常生活に支障が出ている場合は、選択肢を専門医に確認する価値があります。「足の外科」を専門とする医師がいる病院なら、なお確実です。

⚠️ 糖尿病・足のしびれがある方は特に注意

感覚が鈍っていると、靴が当たっていても痛みに気づきにくく、知らないうちにタコや傷、さらには潰瘍に進んでしまうことがあります。「痛くないから大丈夫」とは限りません。持病のある方は靴だけで様子を見ず、早めに医療機関で足の状態を診てもらってください。

また、痛みで歩く量が減っている状態は、足以外にも影響します。足の痛みや外反母趾は、高齢者の転倒の危険因子としても報告されています。「そのうち慣れる」と放置するより、早めに手を打つほうが結果的に楽です。

出典:Menz HB, Morris ME, Lord SR. Foot and Ankle Risk Factors for Falls in Older People: A Prospective Study. J Gerontol A Biol Sci Med Sci. 2006;61(8):866-870.


まとめ|変形は治せなくても、痛みは減らせる

最後に、この記事の要点を整理します。

📝 まとめ

  • ✅ 外反母趾の痛みは、変形の角度の大きさとは関係していない
  • ✅ 痛みの正体は、出っ張った骨と靴が繰り返しこすれることによる炎症
  • ✅ だから変形はそのままでも、当たらない靴に変えれば痛みは減らせる
  • ✅ 靴選びで見るべきは「幅の広さ」ではなく「その一点が当たるかどうか」
  • ✅ 高齢者では変形の進行はほぼ止まっているため、今からでも十分間に合う

「もう年だから」「変形しているから仕方ない」とあきらめてしまうのは、あまりにもったいない。

祖母のように、靴を一足変えただけで、また一緒に買い物へ行けるようになる方がいます。歩ける距離が伸びること以上に、その人が家族の中で果たしていた役割が戻ってくることのほうが、ずっと大きな意味を持ちます。

ご家族の外出が減っているなら、まず今履いている靴を見てみてください。親指の付け根のあたりだけ、色が変わっていたり形が崩れていたりしませんか。そこが答えかもしれません。

【ご注意】本記事は、理学療法士の資格を持つ筆者が在宅訪問の経験をもとに作成した情報提供を目的としたものです。個人の状態や環境によって適切な対応は異なります。医療・介護に関する判断は、担当の医師・ケアマネジャー・専門職にご相談ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました