片麻痺でも使えるWHILL——訪問PTが介護保険レンタルを提案した理由

片麻痺の女性が電動車椅子で買い物袋を下げて進み、理学療法士が見守る様子を描いた、ブログのアイキャッチ画像。 福祉用具・便利道具

📋 この記事でわかること

  • ✔ 片麻痺の方にWHILLが向いている理由
  • ✔ シニアカーとWHILLの違い
  • ✔ 介護保険でレンタルする方法と費用感
  • ✔ レンタル前に確認しておきたい5つのポイント
もくもく

・理学療法士歴15年|訪問リハビリ12年|累計12,000件以上の訪問
・在宅生活の専門家:小さなお子さんから難病、高齢の方まで幅広くサポート
・現場目線の発信:現場で培った「長く・安全に自宅で過ごすための工夫」を公開中

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こんな悩みありませんか?

「親が外に出たがらなくなってしまった」「歩けるけど長距離は無理で、外出があきらめ気味」「電動車椅子を勧めたいけど、片麻痺があっても使えるの?」

じつはこれ、訪問リハビリ歴12年のわたしが現場でよく聞く悩みです。

先日、わたし自身も脳出血後の患者さんと一緒に電動車椅子WHILLを試乗し、介護保険でレンタルすることになりました。

その方は杖と装具で歩けるけれど長距離は難しく、外出をあきらめてこもりがちになっていた方です。

試乗のとき、普段あまり自分から意見を言わない方が「これ、借りてみたい」と自分から言ったんです。

その言葉を聞いたとき、PTとしてこの提案をしてよかったと心から思いました。

この記事では、そのときの体験をもとに・なぜWHILLを選んだのか・介護保険でどうレンタルするのか・現場で気づいた注意点をまとめてお伝えします。

片麻痺のご家族をお持ちの方、ぜひ最後まで読んでみてください。

WHILLってどんな電動車椅子?

WHILLは、日本発のパーソナルモビリティブランドです。「すべての人の移動を楽しくスマートに」をコンセプトに開発された電動車椅子で、医療・介護の現場でも注目されています。

一般的な電動車椅子と比べてコンパクトで小回りが利き、スーパーやショッピングモールの中でもそのまま使えるのが特徴です。見た目もスタイリッシュで、「車椅子っぽくない」と利用者から好評の声も多いです。

シニアカーとの違い

WHILLとシニアカーの違いを比較した図解

シニアカーとWHILL、どちらも電動で動く乗り物ですがじつはかなり違います。

【シニアカーとWHILLの比較表】

シニアカーWHILL
操作方法両手でハンドル操作片手のジョイスティック操作
サイズ大きめ・三輪or四輪コンパクト・小回り◎
屋内使用基本屋外向け屋内外どちらも可
対象者両手が使える方向け片麻痺の方にも対応
介護保険対象外のものが多いレンタル対象

シニアカーは両手でハンドルを握って操作するため、片麻痺で一方の手に麻痺がある方には使いにくいことがあります。

一方WHILLは片手のジョイスティック1つで操作できるため、片麻痺の方でも扱いやすいのが大きな特徴です。

シニアカーは「歩行補助車の延長」のイメージ、WHILLは「どこでも行ける小さな移動手段」のイメージです。この違いが、提案するときの判断ポイントになります。

片麻痺の方に向いている理由

訪問PTの立場からWHILLをすすめる理由は主に3つです。

片手のジョイスティックで操作できる
麻痺のない側の手1本で前後左右に動かせます。操作に慣れるまで少し練習は必要ですが、多くの方が短時間でコツをつかめます。
小回りが利いてどこでも入れる
最小回転半径が非常に小さく、スーパーの棚の間や自宅周辺の狭い道でもストレスなく動かせます。
屋内外どちらでも使える
玄関から外まで段差があっても対応できるモデルがあり、自宅から目的地まで1台で完結できます。

👨‍⚕️ もくもくポイント

「片麻痺=電動車椅子は無理」と思っていませんか?じつはWHILLは片麻痺の方のために設計されたわけではありませんが、片手操作できる設計が結果的に片麻痺の方にフィットしています。大切なのは「その人の残っている機能で使えるか」をPTがしっかり評価することです。

訪問PTが実際にWHILLをすすめた理由

外出をあきらめた生活が続くと、何が起きるのでしょうか。

研究でも明らかになっています。

ニッセイ基礎研究所(2022年)の調査では先行研究をもとに以下のことが示されています。

⚠️ 外出しないとどうなる?

外出頻度が週1回以下の生活が続くと、高齢者は身体機能や認知機能が低下し、死亡率の上昇や要介護状態への移行リスクが高まることが明らかになっています。さらに他者との交流も乏しい状態が重なると、死亡率がさらに上昇することも示唆されています。

だからこそわたしたちPTは、「外に出る手段をどう確保するか」に真剣に向き合っています。

患者さんの状況——外出をあきらめていた日々

この方は脳出血を発症し、自宅で訪問リハビリを続けていました。

杖と装具(AFO)を使えば歩くことはできます。でも長い距離を歩くのは難しい状態でした。

さらに変形性膝関節症もあり、膝への負担が大きいため長距離歩行は痛みも伴います。

そのため外出する機会がどんどん減っていき、気づけば家の中で過ごすことがほとんどになっていました。

じつは研究でも明らかになっています。外出頻度が週1回以下になると、高齢者は身体機能や認知機能が低下し、死亡率の上昇や要介護状態への移行リスクが高まることが先行研究で示されています。(参考:ニッセイ基礎研究所、2022年)

また外出頻度は、移動手段によって大きく左右されることも研究で示されています。(参考:柳原崇男ら「高齢者の外出頻度から見た日常生活活動能力と移動手段」土木学会論文集、2015年

つまり「外に出られる手段があるかどうか」がその人の健康を左右すると言っても過言ではありません。

👨‍⚕️ もくもくポイント

外出はただの気分転換ではありません。身体機能・認知機能・生活意欲、すべてに関わる「生きることそのもの」だとわたしは考えています。こもりがちになってきたと感じたら、早めに移動手段を一緒に考えてみてください。

シニアカーではなくWHILLを選んだ判断のポイント

外出手段を検討するにあたって、最初に候補に上がったのがシニアカーとWHILLの2つでした。

実際に両方を試乗していただいた上で、最終的にWHILLを選んだ理由は主に2つです。

【理由①】片手で操作できることこの方には脳出血による片麻痺があります。シニアカーは両手でハンドルを操作する構造のため、片麻痺の方には操作が難しいケースがあります。

一方WHILLは麻痺のない側の手1本でジョイスティックを操作するだけで動かせます。試乗の結果、この方にも十分に扱えることが確認できました。

【理由②】小回りが利いてスーパーにも入れることこの方の目標のひとつが「近くのスーパーやコンビニに自分で行けるようになること」でした。

WHILLはコンパクトで小回りが利くため、スーパーの店内でもそのまま移動できます。シニアカーに比べてサイズが小さく、狭い場所でも取り回しがしやすい点も決め手になりました。

福祉用具を選ぶときに大切なのは「その人が何をしたいか」から逆算することです。機能の良し悪しよりも、「その人の生活目標に合っているか」をPTは一番大切にしています。

実際に試乗してみた

訪問理学療法士が片麻痺の患者さんにWHILL Model C2の試乗を説明している様子

候補を2つに絞ったところで、実際に乗ってみないことには始まりません。

シニアカーとWHILL、両方を持参して試乗の日を設けました。

試乗当日の様子

まずシニアカーから試乗していただきました。

操作自体はシンプルなのですが、両手でハンドルを握る姿勢がこの方にはやや難しく、うまく操作できない場面がありました。

次にWHILLに乗っていただきました。

最初は少し緊張した様子でしたが、ジョイスティックをそっと動かした瞬間、スムーズに前に進みました。

最初はゆっくり、少しずつ。それでも麻痺のない手1本で自分の思った方向に動かせている。

その表情が、少しずつほぐれていくのがわかりました。

「借りてみたい」——本人から初めて出た言葉

試乗がひと通り終わったころ、その方がぽつりと言いました。

「これ、借りてみたい」

普段はあまり自分から意見を言わない方です。病気をしてから、自分の意思を言葉にすることが少なくなっていました。

それだけに、この一言はPTとして本当にうれしい瞬間でした。

「自分でどこかへ行きたい」という気持ちがまだちゃんとある。

その意欲を引き出せたことが、この提案をした何よりの答えだと感じました。

👨‍⚕️ もくもくポイント

福祉用具の導入で大切なのは、「使えるかどうか」だけではありません。「本人がやってみたいと思えるか」が一番重要だとわたしは考えています。意欲のないまま道具だけ導入しても、結局使われなくなってしまうことが多いからです。試乗の場をきちんと設けることを強くおすすめします。

家族の反応

試乗に立ち会っていたご家族も、その言葉を聞いてとても喜んでいました。

「病気してから、自分から何かを言うことがなかったのでこんなに嬉しいことはないです」

と話してくれました。

福祉用具の導入は、本人の生活を変えるだけではありません。

支える家族にとっても「この人にはまだやりたいことがある」と感じられる瞬間になることがあります。

そのことを改めて実感した試乗でした。

介護保険でWHILLをレンタルする方法

「介護保険でレンタルできるって聞いたけど、うちの親は使えるの?」

そんな疑問にお答えします。

対象者の条件

介護保険でWHILLをレンタルするには以下の条件があります。

✅ 基本条件

  • 要介護認定を受けていること
  • 原則、要介護2以上であること

ただし要支援1・2、要介護1の「軽度者」の方でも「例外給付制度」を利用することでレンタルできる場合があります。(参考:WHILL公式サイト

✅ 例外給付が認められる主なケース

  • 疾病その他の事情により状態が変動しやすい
  • 身体機能の低下が見られ、日常的に歩行困難があると主治医・担当ケアマネに認められた場合

👨‍⚕️ もくもくポイント

「要介護1だから無理」とあきらめないでください。例外給付の制度があります。まずは担当のケアマネジャーや福祉用具専門相談員に相談してみましょう。PTやOTが必要性を文書で伝えることで認められるケースもあります。

申請の流れ

介護保険でWHILLをレンタルする流れは以下のとおりです。

ケアマネジャーに相談する
ケアプランに福祉用具レンタルを位置づけてもらう
福祉用具専門相談員と一緒に用具を選ぶ
福祉用具貸与事業者と契約する
自宅に届けてもらい、使い方の説明を受ける

PTやOTが関わっている場合は、必要性や適合評価について専門的な意見を伝えることができます。

今回のケースでも、わたしが試乗評価を行い「この方にはWHILLが適合する」とケアマネジャーに伝えたことでスムーズにレンタルが決まりました。

実際の費用感

介護保険を使ってレンタルした場合、自己負担は原則1割です。(所得に応じて2〜3割負担の場合もあります)

目安としては月額2,000〜3,000円程度が一般的な自己負担額です。

介護保険を使わずにWHILL公式の月額レンタルサービスを利用する場合は月額14,800円となります。(参考:WHILL公式サイト

【費用の比較】

介護保険レンタル自費レンタル(WHILL直接)
月額目安2,000〜3,000円程度(1割負担の場合)14,800円
条件要介護認定が必要年齢・介護保険不問
手続きケアマネ経由WHILL公式へ直接申込み

介護保険が使える方はぜひ介護保険レンタルを活用してください。費用の負担がぐっと小さくなります。

⚠️費用は事業者や地域によって異なります。正確な金額は担当のケアマネジャーまたは福祉用具貸与事業者にご確認ください。

WHILLレンタル前に確認しておきたい5つのこと

「レンタルしたはいいけど、こんなこと知らなかった…」

とならないために。訪問PTとして実際に導入してきた経験から、事前に確認しておいてほしいことを5つまとめました。

①保管場所は雨が当たらない場所を確保する

WHILLは電動の精密機器です。雨ざらしの環境での保管は故障や劣化の原因になります。

なるべく雨が当たらない場所に置き場所を確保しておきましょう。

今回の方は車のガレージがあったため、そこに置き場所を作ることができました。

一方、過去に担当した方で雨をしのげる場所がなかったケースでは、簡易的な自転車置き場を新たに設置して対応したこともありました。

レンタル前に「どこに置くか」を家族みんなで確認しておくことをおすすめします。玄関先に置けるか、庭に屋根付きスペースがあるか、事前にチェックしておくと安心です。

②杖の置き場をどうするか考えておく

WHILLには杖を収納する専用の置き場がありません。

片麻痺の方の場合、WHILL乗車中は杖を持ち歩く必要があります。

わたしが実際に指導しているのは「杖を股に挟んで移動する」方法です。

慣れるまで少し練習が必要ですが、多くの方がコツをつかめています。

他にも杖を膝の上に寝かせて乗る方法など、その方の身体状況に合わせて一緒に工夫してみてください。

「杖をどうするか」は意外と盲点です。試乗のときに必ず一緒に確認しておきましょう。PTやOTが関わっている場合は試乗評価の中に組み込むことをおすすめします。

③座面下の荷物入れを使えるか事前に評価する

WHILLの座面下には大容量の荷物入れ(約20L)がついています。

買い物袋を入れられてとても便利なのですが、片麻痺の方が荷物を出し入れするときに前方へ体を大きく傾ける必要があります。

このときバランスを崩して転倒するリスクがあることを忘れないでください。

レンタル前に「荷物入れに安全に手が届くか」を必ず評価しておくことをおすすめします。

便利な機能だからこそ、使い方を誤ると危険になることがあります。「使えるか・使えないか」をPTやOTが事前に評価することで安全に活用できます。荷物の出し入れは必ず練習してから一人で行うようにしましょう。

④充電方法は住環境に合わせて選ぶ

WHILL Model C2の充電方法の説明

WHILLの充電方法は2種類あります。

本体からコードを伸ばして屋外コンセントに直接つなぐ
保管場所の近くにコンセントがあればこちらがシンプルで便利。
バッテリーを本体から取り外して室内で充電する
屋外にコンセントがない場合はこちら。バッテリーの重さは約2〜3kg。

住環境や身体状況に合わせて使いやすい方法を選んでください。

⑤歩行者扱い——知っておきたい交通ルール

WHILLは道路交通法上、「歩行者」として扱われます。

そのため以下のルールが適用されます。

✅ WHILLの交通ルール(歩行者扱い)

  • 歩道を走行する(車道は走行不可)
  • 歩道では右側通行が基本
  • ヘルメットの装着は原則不要

車のように免許は不要ですが、歩行者として歩道のルールを守って安全に使うことが大切です。

初めて屋外を走行するときは必ず家族やリハビリ担当者と一緒に練習してから一人での外出に移行しましょう。

「免許がいるの?」「どこを走ればいいの?」ご家族からよく聞かれる質問です。歩行者扱いなので免許は不要ですが、慣れるまでは必ず付き添いを。最初の一人外出までの練習をリハビリの中で一緒に行うことをおすすめします。

レンタル後の変化

レンタルが始まってから、その方は少しずつ変わっていきました。

「自販機に行きたい」——自ら目標を立てた日

WHILL Model C2に乗って自動販売機へ外出する高齢者

レンタル後、訪問リハビリに伺ったときのことです。

その方がこう言いました。

「近くの自動販売機に行ってみたいんだけど、操作を見てもらえますか」

自分から目標を言葉にしたのです。

訪問リハビリの現場では、目標を「引き出す」ことに多くの時間をかけることがあります。

「何がしたいですか?」と聞いても「別に…」「どうせ無理だから」と答えが返ってくることも少なくありません。

でもこの日、この方は自分から「行きたい場所」を話してくれた。

一緒に自販機までの道を評価しながら、段差の確認、通路の広さの確認、操作の練習を行いました。

その日の帰り道、「また来週も練習したい」と言ってくれました。

外に出ることが「リハビリ」ではなく「自分のやりたいこと」になった瞬間だと感じました。

福祉用具の導入がゴールではありません。「その道具を使って何をするか」が本当のスタートです。自分から目標を話してくれるようになったとき、その人の生活意欲が戻ってきたサインだとわたしは考えています。

レンタルから購入へ

この方は現在もWHILLをレンタル中です。

少しずつ行動範囲が広がってきており、「使い続けられそうだったら購入も考えたい」と話してくれています。

レンタルから始めることには大きなメリットがあります。

✅ レンタルから始めるメリット

  • 実際の生活の中で使えるか確認できる
  • 身体状況に合うかどうか試せる
  • 購入前に家族全員が納得できる

高額な福祉用具だからこそ、まずはレンタルで試してみることをわたしはいつもおすすめしています。

「買って使わなかった」では本人も家族も悲しいですから。

レンタルで生活が変わったと実感できたとき、はじめて購入を検討してみてください。

WHILLレンタルがおすすめな人・向かない人

WHILLが全員に向いているわけではありません。訪問PTの視点から正直にまとめます。

おすすめな人

【✅ こんな方にWHILLはおすすめです】

状況理由
片麻痺があって両手操作が難しい片手のジョイスティックで操作できる
歩けるけど長距離が難しい近距離の外出手段として最適
外出意欲はあるが体力的に不安体力を使わず自分のペースで移動できる
スーパーや近所に自分で行きたい屋内外どちらでも使えてコンパクト
介護保険(要介護2以上)が使える月2,000〜3,000円程度の自己負担でレンタル可能

向かない人

【⚠️ こんな方は慎重に検討してください】

状況理由
座位バランスが不安定な方乗車中に姿勢を保てないと転倒リスクがある
認知機能の低下が著しい方操作判断が難しく安全な走行が困難な場合がある
保管場所が確保できない方雨ざらしでの保管は故障の原因になる
段差や坂道が多い環境の方走行できる環境かどうか事前確認が必要
一人での外出が心配な家族がいる方練習と評価なしに一人外出はリスクがある

「向かない」と書いた項目も、条件が整えば使えるケースがあります。大切なのは「その人の今の状態」をきちんと評価することです。「使えるかどうか迷っている」という方は、担当のPT・OTやケアマネジャー、福祉用具専門相談員に一度相談してみてください。一緒に考えます。

外出中の雨対策——一緒に揃えておきたいアイテム

電動車椅子用レインカバーで雨の日の外出対策

WHILLで外出できるようになったら、次に気になるのが雨の日の対策です。

「雨の日は外出をあきらめる」のではなく、しっかり備えておけば雨の日でも出かけられます。

訪問PTとしておすすめしたいのが車椅子用のレインコートです。

傘を片手で差しながらWHILLを操作するのは片麻痺の方には難しいケースがあります。

レインコートをあらかじめ準備しておくことで両手を使わず雨をしのぐことができます。

楽天ランキング1位を獲得したピロレーシングの車椅子用レインコートは男女兼用・ポンチョタイプで車椅子に乗ったまま簡単に着られるのが特徴です。

片麻痺の方は傘を差しながらのWHILL操作が難しいことがあります。レインコートを一枚用意しておくだけで雨の日の外出のハードルがぐっと下がります。外出できる日を増やすための小さな備えとして、ぜひ検討してみてください。

まとめ

📝 まとめ

  • ✅ WHILLは片手のジョイスティックで操作できるため、片麻痺の方にも使いやすい電動車椅子
  • ✅ シニアカーとの大きな違いは片手操作・小回り・屋内外どちらでも使える点
  • ✅ 介護保険(原則要介護2以上)を使えば月2,000〜3,000円程度の自己負担でレンタル可能
  • ✅ レンタル前の確認ポイントは保管場所・杖の置き場・荷物入れの評価・充電方法・交通ルール
  • ✅ まずレンタルで試してから購入を検討するのがおすすめ

わたしが担当した方は試乗のときに初めて自分から「借りてみたい」と言ってくれました。

その言葉が、この記事を書いた一番の理由です。

外出をあきらめていた方が「自販機に行きたい」と目標を話してくれた日、PTとしてこの仕事をしていてよかったと心から感じました。

「外に出たい気持ち」はきっとまだあるはずです。

その気持ちを叶える手段として、WHILLという選択肢をぜひ一度考えてみてください。

この記事が、外出をあきらめかけているご本人や支えるご家族の少しでもお役に立てれば嬉しいです。

【ご注意】本記事は、理学療法士の資格を持つ筆者が在宅訪問の経験をもとに作成した情報提供を目的としたものです。個人の状態や環境によって適切な対応は異なります。医療・介護に関する判断は、担当の医師・ケアマネジャー・専門職にご相談ください。

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